SSブログ

《おねがい神サマ》■FC劇場SS [小説]

「戦場のFC劇場」第三弾ですー


もし、FC劇場の舞台で、Gアームズ的にマジの戦争が始まったら…な妄想シリーズです。

…けっこうぐだぐだw
---------------------------------------------------


「そもそも―――――」
 だしぬけにガンダムが暴発した。
 MSにも血液型があるのなら、きっとガンダムはA型なのだろうと思われる。
「なんだって、戦争なんか仕掛けてくるんだ!!」
 なにをいきなりと、モノアイもツインアイも一斉に暴れ出したガンダムを見る。
「…まぁ、こんなにもガンダムがまとまっていれば、それだけで脅威なんだろう。」
 あいかわらず、状況がわかっているのかいないのか、ゼータが淡々と人ごとのように答える。
 そんなゼータに噛みついてぶんぶん振り回すガンダムを、あわててマークIIがなだめる。
「だ、だからってまとまっていなければいいとか言うなよ!」
「…間違いなく、各個撃破に来るだろうな。」
 暴れるガンダムを意に介さず、事実だけを淡々と続ける。
「じゃあ、どうしたらいいんだーーー!!」
 止められたからといって、おとなしく黙れるほどガンダムの蓄積した鬱憤は軽くないようだ。
「侵略という行為は、行使できる武力と、侵略しようという意志があって、初めて為されるモノだ。武力だけでも、意志だけでもおきたりしない。」
 争うことの愚かしさを嫌と言うほど骨身に染みているストライクが、苦いモノを含みながら静かに、しかし熱を帯びてガンダムを見た。
 だが、そんなストライクに答えたのは、上空からだった。
 しかも、方向性がストライクが思っているのと、多分ちょっと違う。
「思い知らせるか。侵略する気もおきないほど徹底的に。」
「ぶっそうなこと言わないの、ウイング。」
 自分こそ物騒な笑みを浮かべつつ、デスサイズがウイングを片づけるのを横目で見て、GP02がつぶやく。
「大した…だから大儀か。」
「なんにせよ、この平和をおびやかす敵をたたきつぶす為に、今D.O.M.Eとヴェーダが情報を送ってくれている。」
 集まったMSたちの中でも、もっとも戦争に長けている重MSのGP02に、ヴァーチェが淡々と作戦の進捗状況を知らせる。
「…D.O.M.Eとヴェーダか…」
 二つのコンピューターに含むようなGP02のものの言い方に、ゼータがその思っても言わなかった事をズバリと口にする。
「…神になるしかないというわけか…」
「気色悪いことをいうな!」
 物事を好悪の感情に左右されやすいマークIIがさっそくその言葉に噛みついた。
「神サマ同士でも、戦争はあるんだぜ。」
 遠い昔の伝承からなのか、それとも自分が知っているのか、デスサイズの口からその言葉が出ると、まったくもってシャレにならない。
「ウチはその神サマが、一番戦闘的だよねー」
 騒いでいるウチに鬱憤をすべて吐ききったのか、ガンダムが何気なく無責任な言葉をゴットガンダムに振る。
「戦うことこそ、俺のパーソナルだ!」

 心によぎった、みんなの想い。
(こんな神サマ居るだけで俺たち自滅です。)

 その心を読んだのか、ゴットの次に『わりと神々しい』という神様ワードを持つ男がボソリとつぶやいた。
「…自爆?」



「…う、うちの神サマ達って……」


----------------------------------------------------

ぐだぐだーーーーw


2011-03-07 21:35  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

  ※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
 

Facebook コメント

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。