関平の誓い■【三国伝SS】 [小説]
毎日寒いですーーー!死にそうですーー!ジタバター
明日の三国伝はやっと孔明さんと関平ちゅんが仲間入りみたいですね!<予告では
たのしみだなぁ…
てなわけで、関平まつりSSみたいな。
「鬼牙麒麟撃!」
岩をも砕くそのエネルギーは、関羽のそれとかわらぬもので、十分に翔の戦力足り得る。その力に張飛が目をまるくする。
「張り切ってるな、関平は。」
「鬼牙を名乗るなら、一騎当千とはいわずとも、一騎当百くらいにはなってもらわねばならん。」
硬さでぶつけきれず岩にはねかえされたエネルギーをくるりとトンボ返りでいなして、見事に着地する。
「身の軽さが武器だが、一撃一撃までもが軽い。…身が軽いわけではない。」
含むような言い方に、劉備が先を促すようにじっと見つめる
「気がこもっていないのだ。」
ため息をつくように嘆く関羽ににこりと笑った。
「手厳しいな。」
自らにも厳しい関羽だが、同じく目をかけるものにも厳しい。
「なに、少しずつ重くなってゆく。そう簡単に一騎当千になれたら、我々の立つ瀬がなくなる……」
自らの欠点を諫められたような劉備の笑みに、慌てて自分の言葉を訂正する。それがまた侠らしくないと感じるのか、後の言葉がもごもごと聞き取りにくいのがおかしい。
「関平は鬼髭と一緒に戦いたいのさ。」
「そうそう、おまえに憧れてるんだ。ただ強いだけじゃないからな。」
関平と意識の近い張飛が、関平の思いを代弁する。
「…口には出せないが、ゆくゆくは関羽を守りたいんだろう。」
兄と慕った公孫サンを守れなかった苦い思いがよみがえったのか、劉備の顔に苦いものが混ざる。
そして現時点ではむしろ守られている関平の立場に張飛が目を丸くする。
「守る?鬼髭をか?こりゃあいい、ひよこのくせにか!」
「だから、口には出せないって言ってるじゃないか。関羽は強い。だが、もっと強かった呂布も死を免れることができなかったんだ。」
天に挑んでいた呂布は、チョウ蝉とともにその死に抱かれた。
「だから、自分の力でも、やれる限りのことはやりたいんだよ。」
三璃紗を守りたいという思いが三人を結びつけた。
「俺たちの桃園の誓いと一緒か。」
「関羽の息子だ。期待してもいいと思うぞ。」
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短いですが、関平のプラモを見つつ、もにゅもにゅしました。
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